オルクログ BLOG
2026.08.16
ワイヤレス映像伝送システムを使ってますか?後編 #Acsoon Cine view SE
こんにちは、オルクの松坂です。
今回は前回に続き、映像伝送装置についてになります。
前回の記事を未読の方は下記画像をタップしてご覧ください!

さて、前回紹介したDJI SDR Transmission Comboですが、結果は環境によって顕著に現れました。
そんな映像伝送装置ですが弊社に今年新入荷した映像伝送機が色々な意味で凄かったので、ご紹介の元比較しました!

2022年10月下旬頃発売。発売からは少し時間が経ってますが、業界には広く認知されておらず前回紹介したDJI SDR Transmission Comboの方が馴染み深いかもしれません。下記スペックになります。
DJI SDR Transmission Comboのスペック表も下に記載しておりますので、比較して見てみましょう!

DJI SDR Transmission Commbo ↓

大きく違うところがいくつかありますね。
・最大伝送距離
まず、伝送距離ですがDJI SDR Transmission Comboが3kmに対し、Accsoon CineView SEは350mとなっています。
使用環境を割愛した最大値ですが、飛距離は長ければ長いだけ助かるのでこれは少し心配になりますね...。
映像伝送遅延とは、簡単に説明すると撮影した映像が、モニターに表示されるまでに発生する時間のズレのことです。
1ms(ミリ秒)=0.001秒なので、
CineViewは50ms=0.05秒となります。
DJI SDR Transmission Comboは概ね、[80ms=0.08秒]なので0.03秒の差異になります。
この差異を体感するのは通常難しく、正直そこまで変わらないかなと思います。
ただ、実数値で見ると0.03秒の差って大きく違いますよね。
ちなみに、実機テストしてみたのですが、個人的な肌感覚では、Accsoon CineView SEの方がヌルッとしているというか...しっかり動きに映像がそのまま伝わっている感覚がありました!
・冷却Fanが静か!
DJI SDR Transmission Comboと違うところはスペック表を見てもわからないところにもありました。
それは冷却FanがDJI SDR Transmission Comboと比べて圧倒的に静かでした。
DJI SDR Transmission Comboは、Fanの音が動画を見てもわかるように、『ぶー”ー”ん”』とそこそこ大きい音で鳴ります。
消費電力を見ると、Accsoon CineViwe SEが6Wに対して、DJI SDR Transmission Comboは8.3Wとエネルギー消費が激しいので当然と言えば当然の結果かもしれません。
長距離伝送、登録デバイス無制限の高性能と引き換えに、冷却システムは大忙しです。
それと比べるのも酷ですが、いい意味でほとんど音がしません。
撮影する際も音が入り込まないのはポストプロダクションにとっても有難い限りです。
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最大接続デバイス数は4台となっていて、専用アプリからモニタリングできます。
接続デバイスの数で言うと、DJI SDR Transmission Comboの方が圧倒的に優れいていますが、
多ければ良いと言うわけでもないと思うので、使う状況次第なところはあります。
特許取得のデュアルバンド
さて、ここからがDJI SDR Transmission Comboと明確な違いです。
まさにAccsoonが誇る技術の本領になる、"DUAL BAND"について説明します。
(以下Accsoon製品情報より参照&引用)
従来のWiFiシステムは、遅延が大きすぎたり、干渉を受けやすかったりといった問題を抱えています。
従来のWiFi接続がどれほど適切に実装されていても、複雑な無線環境では常に干渉の影響を受けてしまいます。
Wi-Fiは2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯で動作します。2.4GHz帯は波長が長いため、表面や壁面での反射と透過性に優れていますが,
データレートは低くなります。5GHz帯は波長が短いため帯域幅が広くなりますが、これらの高周波は通信範囲が狭く、障害物の影響を受けやすくなります。
そこで、Accsoonのデュアルバンド特許技術が登場し、この問題を解決します。
Accsoonデュアルバンドシステムは、基本的に同じビデオフレームを2.4GHzと5GHzの2つの周波数で同時に送信します。
受信機も両方の周波数を同時に受信するように設定されています。電波の物理特性上、非常に離れた周波数帯域で動作する2つの接続に、
単一の干渉源が影響を与えることは困難です。同じ情報を2つの周波数帯域で同時に送信することで、
両方の帯域が混雑して過剰な干渉を受ける可能性が非常に低くなります。
同一のビデオデータパケットが同時に送信されるため、たとえ片方または両方が部分的に破損した場合でも、それらを比較して再結合し、
正しいスライスを保持して破損したスライスを削除することで、最終的に元の意図した画像を復元できます。

二つの周波数帯を送受信して、お互いをパズルのように補い合い一つの映像として出力していると言うことなのですね。
Accsoonはこの技術に多大な時間と資金を注ぎ込み、米国特許を取得したようです。
このシステムは2020年にAccsoon Cine Eye Pro2と言うモデルから導入され、現在に至ります。
それでは実測!
では、Accssoon CineView SEで前回同様、実機テストを行います。
条件は変わらず、3シュチュエーションで試しました。
◉人混みの少ないエリア





Accsoon CineView SEは画質も落とさず、100m付近まで供給し続けました。
DJI SDR Transmissionだと90m付近から、画質を下げて伝送距離にエネルギーを使い約130mまで伝送しました。
デュアルバンドの底力と、使用環境内での限界を垣間見て、
互いの性質の違いをはっきりと体感できた非常に見応えのある結果でした。
◉人混みの多いエリア
新橋駅のJR北口改札を出ると、日比谷口(SL広場側)と銀座側に出口があり、トンネルのようになっています。
その空間に人がたくさん行き交う為、約100mほどの直線距離を散歩してみます。





人混みが多いエリアでは、前回のDJI SDR Transmission Comboの結果とは、あまり変わりませんでした。
ですが、、

復旧が思っていたより速かったです。
前回のDJI SDR Transmission Comboは、ほぼ手前の20m付近から徐々に復旧しましたが、
Accsoon CineView SEは半分以上の距離から映像を戻してくれました。
これがデュアルバンドの真骨頂ですね。さすがです。
Accsoonならではの特許技術
デュアルバンドを称したワイヤレス映像伝送システムが登壇しているようですが、そのような製品は実際に2つの周波数を自動で切り替える機能は実装されている一方で、2つの周波数を同時に送受信し再結合できる機能を持たないと言います。
このような事態を受け、Accsoonは以下のような声明を発しています。
近年、「デュアルバンド」という用語がワイヤレスビデオシステムにどのように適用されるかについて、
混乱が生じています。
Accsoonシステムのように両方の周波数を同時に受信して再結合する機能を持たない劣悪なシステムをデュアルバンドと称している場合があります。
送信機と受信機にAccsoonシステムに必要な4本のアンテナが搭載されていない場合は、その違いが明らかになります。これらの4本のアンテナは、安定性と耐干渉性に優れたデュアルバンドWiFiワイヤレスビデオソリューションの基盤となるものです。
Accsoonは、自社のWiFiベースのデュアルバンドソリューションが、より優れたワイヤレス監視を実現するための最も汎用性の高いソリューションであると確信しています。改めて申し上げますが、 特許取得済みのAccsoonデュアルバンド技術は、いかなる競合他社にもライセンス供与されていません
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いかがでしたでしょうか。
実測してみると、 使用環境でより機能の実態を体感できた結果となりました。
オフィス(壁)、人混み(回線)、距離。それぞれ映像伝送では避けて通れない課題を分析し、
各社の思想と確かな技術が小さな一台に凝縮されていました。
個人的な見解ですが、使用規模で発揮できる能力が最大限活かせるのではないかと考えます。
それぞれの強みと弱みを理解し、使い分けられるのが良いのかなと思います。
ここまでご閲覧いただき、ありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします!
ソース/参考:Accsoon 公式HP
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