FSB8T SLMCF[カーボン脚,ミッドスプレッダー]
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詳細
FSB8T SLMCFは、FSB 8TフルードヘッドとSpeedLock 75 CF(カーボン)脚を中段スプレッダーで組み合わせた75mmボウル径の三脚システムです。現場での迅速なセットアップと、1〜10kg級のカメラを安定的に支えるバランス設計が特長で、ENG、企業VP、ドキュメンタリー、配信など幅広い用途に適しています。キットにはパッド付きキャリングバッグも含まれ、機動性と堅牢性を両立しています。
システム構成(SLMCF の意味)
品名末尾の「SLMCF」は、SpeedLock(SL)脚・Mid-Level Spreader(M)・Carbon Fiber(CF)を示し、FSB 8Tヘッドと組んだシステムであることを表します。具体的には、FSB 8Tヘッド/SpeedLock 75 CF脚/中段スプレッダー 75/パッド付きバッグ DV 75 Sで構成されます。これにより、脚のワンタッチクランプによる高速展開と、悪路でも安定を得やすい中段スプレッダー運用が可能になります。
FSB 8T フルードヘッドの要点
FSB 8Tは、Touch & Go(T)方式のクイックリリースを採用し、カメラの載せ替えや重心追い込みを素早く行えます。10段のカウンターバランス、パン/ティルト各5段(+0)のドラッグ調整、そして+90°〜−70°前後のティルト範囲を持ち、ニュースや現場取材の「撮り逃しを防ぐ追従」と、演出意図に合わせた「滑らかな動きの再現性」を両立します。最大積載は約9〜10kg級が目安です。
SpeedLock 75 CF 脚と中段スプレッダー
SpeedLockは二段(3セクション)構造のカーボン脚で、レバー式の特許クランプにより、カメラ搭載状態でも素早い高さ調整が可能です。最低高 約77cm/最高高 約160cmのレンジを持ち、屋内外の様々な導線に対応します。中段スプレッダーは、不整地での安定性と地面設置の迅速さのバランスに優れ、ローアングル〜アイレベルを連続的に切り替える現場で威力を発揮します。
運用の実際(撮影シーン別の利点)
取材・ENG:クランプ1操作で脚を伸縮でき、セッティング時間を短縮。被写体追従時は、5段のドラッグを場面に合わせて即調整できます。
企業VP/再現ドラマ:10段CBで重心の合う点を細かく探せるため、重めのズームレンズやアクセサリーを積んだセットでもティルトの戻りが安定します。
イベント/配信:360°パンと実用的な+90°〜−70°級のティルト**により、ステージ全体の追い込みから縦構図寄りの角度までカバーします。
信頼性と整備性
FSBシリーズは長年の現場実績を持ち、温度耐性や繰り返し精度に定評があります。Touch & Go機構は消耗部品の交換やメンテナンスが比較的容易で、長期運用に向いた堅牢設計です。ヘッドの仕様や操作系は後継のFSB Mk IIやaktiv系にも通じる基本思想で、将来の上位互換・更新にも移行しやすいポジションのシステムです。
内容物
本体 x1
専用ケース x1