PDW-U4
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詳細
Sony PDW‑U4 は、XDCAMの Professional Disc(1〜4層)に対応した外付けドライブ。パソコンと USB Type‑C で直結し、ディスク上の素材をファイルとして直接読み書きできます。設計の要諦は「ファイル転送のさらなる高速化」で、従来機からの運用置き換え時に ingest/書き出しの待ち時間を短縮。ニュース・番組制作現場の オフライン納品/アーカイブ/バックアップ、既存XDCAM資産の長期運用に向く構成です。
対応ディスク(代表例):
単層 23GB(PFD23A)、二層 50GB(PFD50DLA)、三層 100GB(PFD100TLA, RE)、四層 128GB(PFD128QLW, WO)
PC接続:USB 3.2(USB Type‑C)。USB PD 3.0の給電(Sink, 20V/3A以上)対応/付属ACアダプターの DC19.5V でも駆動可能。
対応フォーマット(読出/書込):XAVC I 4:2:2(100 Mb/s)、MPEG HD422(50 Mb/s)、MPEG HD(35/25/18 Mb/s)、MPEG IMX(50/40/30 Mb/s)、DVCAM(25 Mb/s)。プロキシは MPEG‑4、プロキシ音声は A‑law 8bit/8kHz/8ch。
音声仕様:XAVC I 4:2:2 は 24bit/48kHz/8ch、MPEG HD は 16bit/48kHz/2ch または 24bit/48kHz/8ch、MPEG IMX は 16bit/48kHz/8ch または 24bit/48kHz/4ch、DVCAM は 16bit/48kHz/2ch。
運用詳細
(1) 現場時間を短縮する「高速化」
素材取込・書き出しのボトルネックになりがちなドライブ性能を強化。PC直結のファイル運用に最適化され、ニュース・スポーツ・情報番組のタイムクリティカルなワークに効きます。数十〜数百枚規模の アーカイブ再編(旧資産の読み出し→再書出し)でも処理回転を上げられます。
(2) 広いメディア互換性と長時間収録運用
1〜4層のProfessional Discをカバー。四層(128GB, WO)では HD長時間(例:MPEG HD 18 Mb/sで約600分)といった大容量運用が可能。ニュースのロングロール、長期保存、納品メディアなど幅広く使えます。
(3) 電源まわりの柔軟性:USB‑C PD/AC両対応
USB PD(Sink, 20V/3A以上) による USB‑C一本運用が可能。常設環境や保守の都合でAC給電したい場合は、付属ACアダプター(DC19.5V) で駆動できます。可搬・仮設・常設のいずれでも電源設計が立てやすいのが利点です。
(4) ファイルベース・ワークフロー
PC側に XDCAM Drive Software を導入すれば、OS標準のファイル操作やNLEへそのまま取り込み可能。Catalyst などのアプリと組み合わせれば、プレビュー/簡易確認/クリップ選別 までPC完結で進められます。
使用シーン別の具体例
報道・ENG:取材帰社→ディスク差し替え→高速取り込み→NLE編集→ディスク書き出し。複数ベイのPCに増設して並列処理する運用にも向く。
アーカイブ:旧来ディスク(単/二/三層)からの再収集・メタ更新・再書き出し。四層(128GB) への統合で保管枚数の圧縮も可能。
ポスプロ/納品:XDCAM納品のチェック用ドライブとして運用。MPEG HD422(50 Mb/s) 基準の再生確認や差し替えに対応。
仕様
内容物
ACケーブル x1
アダプター x1
USB-Cケーブル x1