M [60cm~266cm / 410g]
オルク レンタル公式LINE
詳細
vdB M は、ロケーション録音に特化したカーボンファイバー製ブームポールです。
取り回しの良い中尺クラスで、収納時に短く、伸長時は充分な到達距離が得られるため、ドラマ・ドキュメンタリー・ENG からイベント収音まで幅広い現場にフィットします。本機は外部配線を前提とした“uncabled”構成で、ケーブルはポール外側に沿わせて運用します。内部配線の快適さより軽さと整備性を優先する運用に向き、断線時も即座の交換が可能です。現行モデルはクォーターターン(QT)のロック機構を採用し、わずかな手首の回転で確実に固定・解放できるため、伸縮操作が素早く静粛。中尺ながら剛性と減衰のバランスが良く、先端の“しなり”をコントロールしやすいことが、長時間のブームホールドでの疲労軽減に寄与します。
主な特徴
中尺×軽量の黄金比
収納長約60 cmと短く、機内持込みサイズのケースにも収まりやすい一方で、伸長時は約2.7 mクラスまで到達。屋内での頭上運用から屋外の引き絵まで、一本で多くの状況をカバーできます。
クォーターターン・カラー(QT)
ローレットの効いたカラーを1/4回転程度ひねるだけでロック/リリース。従来のねじ込み式よりも砂塵に強く、手袋着用時でも操作感が安定します。静かな現場での操作ノイズ低減にも有利です。
6セクション構造
多段カーボンの採用により、曲げ剛性と振動減衰のバランスを最適化。先端にショックマウント+風防+ワイヤレス送信機を載せても実用的な腰の強さを保ちます。
トップ&ヒールの実用設計
先端は標準の3/8"-16 オスねじで各種サスペンションに即対応。ヒール(ボトム)は標準バンパーを装着し、内部配線化や別仕様ヒールへの交換にも対応します。
外部配線のメリット
内部ケーブルによる“コツ音”や引っ掛かりのリスクがなく、ケーブル交換が即時。現場での復帰性を重視するドキュメンタリーやENGの流儀に適します。
使用例と利点
室内ドラマ/対話シーン
天井高や反射を勘案しながら、短〜中伸長域での微調整がしやすい。QT機構により、リハーサルから本番への尺合わせも迅速。
ドキュメンタリー/ENG
短い収納長と軽量性で、移動撮影・機動展開に強い。屋外での砂塵・寒暖差を想定したロック構造が安定運用に貢献。
イベント/舞台収音
客席側からのオフマイキングやステージ袖からの差し込みに対応。到達距離とバランスの良さでオペレータ負荷を抑えます。
教育
初学者や多数のオペレータが扱う環境でも、直感的で壊れにくい操作系が安心。外部配線ゆえの整備容易性も運用コストを下げます。
仕様
内容物
本体 x1