SOLIDCOM C1 Pro Hub8S
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詳細
SOLIDCOM C1 Pro Hub8Sは、1.9GHz帯DECT方式を採用したフルデュープレックス無線インカム・システム用ハブです。ハブを中心に、無線リモート最大8台+有線マスター1台の運用を想定したキット構成に対応し、現場ではA/Bの2グループ管理、アナウンス(全員一斉ミュート/指示通話)、既存有線インカムや音響設備との2線・4線インターフェース、PGM(プログラム音声)入力などを備えます。
日本向け正規流通品は、国内の電波法に適合する技術基準適合(技適)マーク取得モデルとして提供され、免許不要での運用を前提に設計されています(運用環境に応じた無線管理は必要です)。
主な特徴
ハブ中心のグループ運用とアナウンス
ハブ前面の操作でグループA/Bを即時に切り替えて通話を整理できます。ANNOUNCE機能は、全リモートの通話を一時ミュートしてハブ側の指示を優先させる機能で、緊急時の統制やキュー出しに有効です。
2-2. 外部システムとの親和性(2線/4線/PGM)
会場常設の2線(アナログ・パーティライン)や、映像音響システムの4線(入出力分離)と接続可能です。さらにPGM入力を使えば、場内音声・タイムコード・カウントダウンなどを全オペレーターに同報できます。既存インカムとの橋渡し、舞台・中継・展示の混在現場で効果を発揮します。
ネットワーク連携と規模拡張
ハブ同士をLANでカスケードすることで、階層化した運用(フロア別・エリア別)に拡張できます。現場の規模拡大に応じてハブを追加しても、Master/Remote役割の設定とグループ設計で構成が明快です。
C1 Pro世代の音質:デュアルマイクENC/ワイドバンド
C1 ProはデュアルマイクENCによる環境ノイズ抑制と、150Hz~7kHzのワイドバンド音声に対応します。指示語の明瞭度が高く、会場ノイズや反響が多い空間でも聞き取りやすい通話品質です。
日本現場に合わせた給電柔軟性
DC入力(ACアダプターは100–240V対応)に加え、現場電源が不安定な場合はNP-Fバッテリー、運用時間が長い収録ではVマウント/Gマウントの外部バッテリープレート(対応品)で冗長化できます。停電・電源切替時の断に強い構成が組めます。
運用レンジと安定化
見通し環境で最大約350mの通信レンジを確保します。日本の会場は鉄骨・壁材・無線機器が密集しやすいため、ハブやアンテナの設置高/見通し/干渉源の回避が安定運用の鍵になります。
使用例と利点
舞台進行 × 映像回線の分離:A=舞台・照明、B=カメラ・スイッチャーのように通話を分離し、アナウンスで一斉指示。
ホール常設インカムとのブリッジ:2線/4線で会場インカムへ接続し、無線・有線混在の一体運用を実現。
複数会場・フロアの一元化:LANでハブを階層接続し、オペレーションを統合。ケーブル長や遅延を考慮した設計が可能です。
セットアップと運用のコツ
グループ設計の事前共有:A/Bの役割、ANNOUNCEの使いどころ、緊急用ハンドサインを運用表に明記します。
2線・4線の整合:極性・レベルの不一致はハウリング・無音の原因です。レベル合わせ→極性確認→最終ゲインの順で詰めます。
ネットワークの役割分担:ハブのMaster/Remote、IPアドレス(DHCP/固定)を台帳化し、復旧手順を現場共有します。
給電冗長化:AC+バッテリーの二系統を標準運用にし、長丁場の無停止を確保します。
電波環境の整備:1.9GHz帯は干渉に強い一方、反射の多い会場では影響を受けます。設置高・見通し・エリアスキャンで安定化を図ります。
仕様
内容物
マスター ハブ x1
有線ヘッドセット x1
アンテナ x4
リモートヘッドセット x8
専用バッテリー x16
専用バッテリーチャージャー[8個同時にチャージ可能] x1
DCアダプター x2
USBケーブル x1
LANケーブル x1
専用ケース
クイックマニュアル x1