CineView SE [送信機x1,受信機x1]
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詳細
セット概要(送信機×1/受信機×1)
CineView SEは、カメラの映像を無線で飛ばして、離れた場所でモニターできるワイヤレス伝送セットです。配線が減るだけで、現場の動きやすさが一気に変わります。ジンバルや車載、狭い室内、導線が混む現場では、HDMIやSDIケーブルが“引っ掛け・断線・抜け”の原因になりがちです。そこを無線化して、監督やクライアント、各セクションが同じ画を見られる状態を短時間で作る。CineView SEは、その目的に寄せた実務向けの構成です。
設計思想・仕組み(安定して“つながる”ことを優先した作り)
電波が汚い現場でも崩れにくくする考え方
撮影現場は、電波的にだいたい過酷です。Wi-Fi、スマホ、PC、ワイヤレス機器が同じ空間に集まるので、状況が良い時と悪い時の差が大きく出ます。CineView SEは、2.4GHzと5GHzを使い分ける前提で、電波の揺れに耐える方向へ寄せた作りです。現場では「最高画質で固定」よりも、「多少条件が悪くても画が落ちない」ほうが助かる場面が多いので、この方向性はわりと正攻法です。
遅延は数字だけで判断せず“組み合わせ”で見る
遅延の公称値が良くても、体感は別物になりやすいです。カメラの出力遅延、受け側モニターの遅延、スマホやタブレット表示の遅延が積み上がります。フォーカスを追い続ける運用や、手元モニターを見て正確に動く必要がある用途では、数字だけで「いける」と決めないほうが安全です。逆に、監督確認やクライアント確認のように“画が見えて共有できれば価値が出る”使い方なら、遅延のハードルは下がります。
画質・粘り・応答性を切り替えて使う前提
電波の状態が良い時と悪い時で、最適解は変わります。画質を取りに行けば帯域を食い、条件が悪いと崩れやすくなります。応答性や粘りを優先すれば、画は少し荒れても途切れにくくなります。CineView SEは、そのあたりを現場で調整して使う前提の機材です。基本は標準設定で固めて、必要な時だけ寄せる。そういう運用が一番事故が少ないです。
実運用でのメリット(段取りが軽くなるポイント)
SDIとHDMIを“現場都合”で回しやすい
送信側と受信側で、SDIとHDMIを選べます。カメラはSDI中心、現場モニターはHDMI中心、という混在はよくあります。そういう時に、無理な変換や余計な機材を挟まずに組めると、セットアップが早くなり、トラブルも減ります。
ただし「何でも変換してくれる装置」として期待すると、噛み合わないケースも出ます。案件でフレームレートやフォーマットが厳密に決まっている場合は、事前に成立確認が必要です。
見せ先を増やしやすい
現場でよく起きるのが、「見たい人が増える」問題です。監督、クライアント、助監督、照明、メイクなど、判断のために画が必要な人は案外多いです。受信機で基準モニターを作り、追加はモバイルで増やす、という組み方ができると、現場の“確認の渋滞”が減ります。結果として撮影が止まりにくくなります。
電源の選択肢が多いので、現場の形に合わせやすい
NP-F、DC給電、USB-Cなど、現場で使いやすい給電手段が揃っていると、リグに載せる、据え置く、長回しする、といった状況に合わせて設計できます。逆に電源が一択だと、そこが詰まりになって段取りが遅くなります。CineView SEは、この点で現場寄りです。
注意点・制約・癖
4K案件は“監視はHDで割り切る”前提になる
Cineview SEは、監視用としてHDで回す運用が基本になります。撮影が4Kでも、監督確認やクライアント確認はHDで成立させる、という割り切りです。もし「モニターも4K品質が必須」「4Kのまま見たい」が要件になっている現場なら、最初から別カテゴリの機材を選んだほうが噛み合います。
本番中に設定をいじらないほうが安定する
無線は、途中で設定を触るほど不安定要素が増えます。チャンネルやグループの変更、再接続の挙動など、現場の時間を溶かす原因になりやすいです。設営時に干渉を避けて“確定させてから本番に入る”。ここを徹底したほうが、結果的に速いです。
モバイル監視は便利だが、端末側がトラブルの入口になる
スマホやタブレットは増やしやすい反面、端末側の都合で挙動が揺れます。勝手に別のWi-Fiへ戻る、省電力でアプリが落ちる、バックグラウンドで止まる、通知で処理が詰まるなど、原因が“機材ではなく端末”になることが多いです。現場では、受信機+信頼できるモニターを基準にして、モバイルは補助として使うほうが安定します。
距離は“上限値”として見て、実戦は見通しと遮蔽物で決まる
伝送距離の数字は、条件が揃った時の上限として捉えるべきです。実戦は、壁、鉄骨、機材ケース、人の密度で大きく変わります。現場で効くのは、見通しを作る、送受信機の高さを確保する、アンテナ周りに金属や束ねたケーブルを寄せない、といった基本動作です。距離を欲張るより、安定して使える配置を優先したほうが結果が良くなります。
向いている用途・ユーザー像
向いているのは、段取りを早くして、関係者が同じ画を見られる状態を作りたい現場です。小〜中規模のチーム、企業案件、取材、短時間で回す撮影、ジンバルや移動体を絡める撮影などで効果が出やすいです。
逆に、4K監視が必須、遅延が極小でないと成立しない運用、放送系の特定フレームレートを厳密に固定したい、といった要件が強い場合は、事前検証が必須か、最初から上位機材を選ぶほうが安全です。
他機材と組み合わせる時の考え方
受信側は「SDI=安定寄り」「HDMI=汎用寄り」で選ぶ
SDIは固定や引き回しに強く、現場で抜けにくい傾向があります。HDMIは対応モニターが多く、手軽に増設しやすいです。どちらが正しいというより、現場の弱点に合わせて選ぶのが合理的です。長めに引き回すならSDI、手軽にモニターを増やすならHDMI、という判断が現実的です。
判断用の基準モニターは“受信機経由”で作る
モバイルは便利ですが、端末都合が混ざるので、判断の基準にすると揺れます。OK/NGを決めるモニターは、受信機から信頼できるモニターへ入れて作り、スマホやタブレットは共有用に回す。この役割分担が一番安定します。
電源は「NP-F=取り回し」「DC=長回し」「USB-C=条件次第」で設計する
NP-Fは現場で扱いやすい一方、残量管理が雑だと突然落ちます。DCは長回しに強い反面、ケーブル抜け対策と取り回しが必要です。USB-Cは融通が利きますが、電源の出力能力やケーブル品質で不安定になることがあります。使い分けの方針を決めておくと、現場が荒れにくいです。
仕様
内容物
CineView SE トランスミッター (TX) x1
CineView SE レシーバー (RX) x1
専用アンテナ x8
シューマウントアダプター x2
Lバッテリー [NP-F970] x2
HDMIケーブル 50cm x2
SDIケーブル 50cm x2
取扱説明書 x1































