RS 5 Combo
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詳細
DJI RS 5 コンボは、ミラーレス〜小型シネマカメラ領域を現場で機動的に回すための、電動3軸ジンバルセット”です。単に揺れを抑えるだけではなく、「セットアップの速さ」「撮影中の微調整」「ワンオペでの成立」を最初から前提に設計されています。
コンボには、標準構成に加えて“RS 強化型スマートトラッキングモジュール”と“電子ブリーフケースハンドル”が含まれます。これにより、被写体追尾を含むカメラワークをより少ない手数で成立させつつ、ローアングルや移動撮影での操作性も底上げできます。ジンバルが得意なシーンで迷いがちな「構図合わせ」「追尾」「低い姿勢での操作」を、アクセサリー込みで一気に現場仕様に寄せたパッケージです。
設計思想・仕組み(“撮れる状態”に持っていくための作り)
積載3kgという“余白”を、運用の安定に振る設計
RS 5の積載量(スペック値)は3.0kgです。重要なのは、単に重いカメラが載ることではなく、一般的な撮影構成(ボディ+ズームレンズ+マイクや送信機など)を載せた状態でも、バランス調整と安定化が破綻しにくい余白を確保している点です。ジンバル運用の失敗は「載る/載らない」より、「載っても追い込めない」「動かすと違和感が出る」に寄りがちなので、余白の作り方がそのまま結果に直結します。
微調整ノブと低摩擦構造で、“バランス調整の精度”を上げる
ジンバルの気持ちよさは、結局バランスで決まります。RS 5は各軸アームに微調整ノブを備え、スライドの微細な追い込みがしやすい構造です。さらに、低摩擦を意識したインターレイヤー構造により、重量が乗ったセットアップでも引っ掛かりが出にくく、狙った位置で止めやすい方向に寄っています。
この「狙ったところに合わせ切れる」作りは、現場では地味に効きます。バランスが詰まるほど、モーターが無理をしにくくなり、挙動も電力効率も安定しやすくなります。
第2世代 自動軸ロックで、移動と準備の“無駄”を減らす
撮影現場では、ジンバルを「一度セットしたら終わり」にはできません。移動、置き、再開が何度も挟まります。RS 5の自動軸ロックは、電源オフやスリープ時に自動でロックし、起動時に素早く解除される設計です。
これにより、移動時の軸の暴れを抑え、再開の手順を短くします。ジンバルが敬遠される理由の一つが“準備が重い”なので、ここを物理で軽くしているのは思想として真っ当です。
Z軸インジケーターで、歩き撮りの“崩れ”を可視化する
歩き撮りで最後まで残るのが上下動(足元由来の揺れ)です。RS 5はZ軸インジケーターを備え、足元の動き由来のブレを意識しやすくします。これは補正機能そのものというより、オペレーターが「今の歩き方・体の使い方で崩れている」ことを認識して微調整できる仕組みです。
ジンバルは“機械が全部直す”より、“人が崩れを減らし、機械が残りを整える”方が最終結果が良くなりやすいので、ここを可視化するのは実運用に寄っています。
強化型スマートトラッキングモジュールで、追尾と構図を「手数少なく」回す
コンボ付属の強化型トラッキングモジュールは、マグネットで着脱でき、距離0.5〜10m、照度20ルクス超の環境を前提に動作します。起動や操作は、ジンバルのトリガー/ジェスチャー/タッチ画面操作に対応し、追尾の開始停止・録画の開始停止・フレーミング調整といった“現場で必要な操作”を短い導線でまとめています。
ポイントは、追尾を「オペレーターの負担軽減」に使えることです。ワンオペや少人数体制では、被写体との距離や構図を維持しながら移動撮影を成立させる難易度が急上昇します。追尾が安定すると、オペレーターは歩き・高さ・障害物回避にリソースを割けるようになります。
実運用でのメリット(撮影の流れがどう変わるか)
RS 5 コンボの良さは、ジンバル導入時にありがちな“準備の大変さ”と“撮影中の迷い”を、構造で減らしている点にあります。
まず、微調整ノブと低摩擦構造により、バランス出しが速く、追い込みも正確になりやすいです。バランスが整うほど挙動も安定し、結果として撮影中の違和感(戻り、引っ掛かり、意図しない揺れ)が減ります。
次に、自動軸ロックがあることで、移動と再開のテンポが上がります。ジンバルが“持ち出される頻度”は、画の良さよりテンポで決まりがちなので、ここを短縮できるのは強いです。
そして、強化型トラッキングモジュールは、追尾と構図維持の負担を下げます。ワンオペでも「被写体に意識を置き続ける」ことができ、歩き撮りや移動ショットの成功率が上がります。
さらに、約1時間でのフル充電(条件付き)と、最大約14時間のスタンバイ時間は、現場の待機と回転のストレスを減らします。実際の動作時間は撮影状況で短くなる前提ですが、充電復帰が速い設計は、予定が詰まる現場ほど効きます。
注意点・制約・癖(ここを理解しておくと事故が減ります)
「積載3kg」は重量だけでなく“重心と慣性”で決まります
3.0kgはスペック値です。実運用では、重量が同じでもレンズの全長や前玉の重さ、上物(マイク・モニター・送信機)で重心が前後上下にズレると、バランス取りの難易度が上がります。
載るかどうかではなく、「短時間でバランスを詰められる構成か」「パン・チルトの慣性が暴れない構成か」を基準に組む方が安定します。
バッテリーの“14時間”はスタンバイ基準です
最長待機時間は約14時間ですが、これはジンバルが水平に静置され、バランスが取れた状態での測定条件が前提です。歩き撮りや頻繁なパン・チルトが入ると、動作時間は短くなります。
また、約1時間での充電は、PD対応の65W充電器を使い、25℃環境で測定された条件です。現場で同じ体験を狙う場合は、充電器側の仕様(PD対応・出力)と温度条件を揃える必要があります。
トラッキングは環境条件があります
強化型トラッキングモジュールは、トラッキング距離0.5〜10m、照度20ルクス超が動作条件です。暗所や逆光、被写体の遮蔽が多い環境では安定度が落ちる可能性があります。
また、ジェスチャー操作は便利ですが、現場では誤作動が起きない運用ルール(誰が合図を出すか、いつ使うか)を決めた方がトラブルが減ります。
電子ブリーフケースハンドルは便利なぶん、取り回しと重量が増えます
ローアングルの自由度は上がりますが、ハンドル分の重量と嵩が増えます。狭い場所や素早い持ち替えが多い現場では、どのタイミングで付けるかを決めておくと、取り回しが破綻しません。
2.4GHz環境・Bluetooth制御は“混雑”の影響を受け得ます
動作周波数は2.4GHz帯で、Bluetooth 5.0を使った機能も含まれます。混雑した電波環境では挙動が不安定になる可能性があるため、重要な現場では事前の簡易確認(ペアリング、制御反応)をしておく方が安全です。
向いている用途・ユーザー像
RS 5 コンボが向くのは、「機材の重さより、成功率とテンポを優先したい」ユーザーです。ドキュメンタリー、イベント、企業案件の現場撮影、SNS向けの縦動画制作など、撮り直しが難しい状況で強さが出ます。
特に、少人数体制で「構図維持」と「移動撮影」を同時に成立させたい人に向きます。追尾と構図調整が短い導線で回ると、オペレーターは歩き・高さ・距離・安全確保に集中でき、結果として映像の安定感が上がります。
他機材と組み合わせた際の考え方
ジンバル運用は、ジンバル単体より“周辺をどう軽くまとめるか”で勝負が決まります。RS 5はRSA/NATOポート、1/4"-20、コールドシュー、USB-C(カメラ制御・多機能)など拡張の受け皿が用意されています。
組み合わせの基本は、(1)重心を崩さない、(2)配線を暴れさせない、(3)現場での付け替え手数を増やさない、の3つです。ワイヤレス送信機や小型モニターを載せる場合も、配置を“左右対称に近づける”だけでバランス出しが速くなります。
フォーカス運用を組む場合は、外部フォーカスモーターの制御やズーム/シャッター制御(Bluetooth/有線)を含め、どこまでをジンバル側で完結させるかを先に決めると迷いが減ります。やりたいことを全部載せるより、「現場で確実に回る最小構成」を固めた方が結果が良くなります。
仕様
内容物
ジンバル x1
クイックオープン三脚 x1
レンズ止着サポート x1
L型ケーブル (USB-C 13cm) x1
取付ネジ x2
RS 5 上部クイックリリースプレート x1
RS 5 下部クイックリリースプレート x1
BG33 バッテリーグリップ x1
RS 強化型スマートトラッキングモジュール x1
電子ブリーフケースハンドル x1
マルチカメラ制御ケーブル (USB-C 30cm) x1
純正キャリーケース x1





















